日本シニアオープン
Minimize

次のページ>>
| 1 | 23

シニアプロは決して諦めない  2009年11月1日

ゴルフジャーナリスト 三田村昌鳳

 歴戦の勇士たちは、諦めるということを知らない。
ともすれば、日常に流され、妥協してしまう。これでいいか、と、次の一歩を踏み出すことを躊躇する。ところが、シニアツアーに参戦している選手たちは、さまざまなゴルフ人生を歩んで辿り着いた戦いの場に立つと、諦めない姿勢で挑む。

 日本シニアオープン。このメジャータイトルは、選手たち全員に大きな目標、どうしても獲りたいタイトルである。レギュラーツアーで戦ってきて50歳を迎えるとシニアツアー入りする。50歳の選手が、シニア「ルーキー」となるのだ。

 いま、シニアツアーで活躍する選手の中で、日本オープンのタイトルを獲っている選手は、青木功、中嶋常幸、尾崎直道、羽川豊の4人。そのほかの選手は、ナショ ナル・オープンのタイトルを保持していない。タイトルを持っている選手は、そのプライドにかけて、持っていない選手は「なにがなんでも欲しいタイトル」(飯合肇)である。

 だから、簡単にゲームを諦めるわけにはいかない。
昨年の勝者、中嶋常幸は、左腕の故障、背筋痛、腰痛など満身創痍で、この大会に臨むことになった。初日のスタートホールで「ドライバーが100ヤードぐらいしか飛ばせなかった」という状況で、それでも、挑戦し続けた。

 なんで、諦めないのか。途中棄権の選択肢もあったのに、なぜ、それを選ばなかったのか。

 「ゴルフは、すべて自分自身。だから、自分で線を引くわけです。どういう風に線を引くかというのは、その選手の価値判断になる。僕は、自分で『限界だ』という線を引きたくない。フェアウエーを歩いていて、次の一歩の足を踏み出せなければ、ほかの選手にも迷惑をかけるから辞めざるを得ないけれど……。まだ歩けるし、振れる。こうやってプレーできていることだけでも感謝しなければいけないわけでしょう」

 それは、これまでプロゴルファーとして生き抜いてきたプライドだと思う。一度逃げ出したら、もう、同じ場所に戻ることはできない。だから、諦めない。

渡辺司、高橋勝成
(C)JGA, Photographer GARY.S.KOBAYASHI

次のページ>>
| 1 | 23

PR
石川 遼 片山晋呉

注目選手
石川 遼池田勇太片山晋呉

ゴルフを語る
Minimize
実業団チャンプ 青木章さん 実業団チャンプ 青木章
ドライバー300ヤード超
タレント、女優 斎藤陽子さん タレント・女優  斎藤陽子
あの1打の快感が忘れられず
ゴルフライター 縄伊知郎 ゴルフライター縄伊知郎
3大オープンに選手が必死になる理由
タレント 渡辺正行さん タレント 渡辺正行
ホールインワンの思い出
北村晴男さん 弁護士 北村晴男
息子がプロゴルファーに
水木楊 作家  水木楊
「老い」とゴルフ
国生さゆりさん 女優・歌手 国生さゆり
100切りを達成した最高のラウンド
中西哲生さん スポーツジャーナリスト中西哲生
世界の壁が高いから夢がある

TOP☆ このページはInternet Exproler7以上、FireFox3.5以上のブラウザで快適にご覧いただけます。