Friday, September 03, 2010
ゴルフを語る(1) 中西哲生
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<ゴルフを語る①>

中西哲生氏スポーツジャーナリスト
中西哲生

  元プロサッカー選手で、スポーツライター、コメンテーターとして活躍する中西哲生さん。ゴルフ歴6年。今年、ベストスコアー73を出し、ハンデ8のシングルプレーヤーの仲間入りを果したそうです。中西さんに、現在のプロゴルフ界とゴルフの魅力について語っていただきました。

◆世界の壁が高いからこそ夢がある

  仕事柄というのもありますが、ゴルフの試合は好きでほとんど見ています。最近は、海外のツアーで活躍する日本人プロ選手も増えていますが、マスターズや全米オープンで勝てるようになるにはまだまだ時間がかかるのかな、と思います。しかし、だからこそ、いつか日本人選手が優勝する日のことを考えると興奮します。

  やはり石川遼選手には期待しています。彼は、今の目の前の試合を勝とうとしているのではなく、マスターズを勝つための過程と思って、いま現在の試合を戦っている。マスターズのような、ボールの落としどころの少ないグリーンだと、低い球を打って乗せても、オーバーしてしまうので、高いボールを打ち、ピッタリ止めることが必要になります。そのためにはより遠くに飛ばし、グリーンに近づいていなくてはなりません。石川選手はそういうことを考えて、第1打に積極的にドライバーを使っていると思います。どんなスポーツでも言えることですが、力をつけるには試合が一番です。緊迫した場面でも、ドカンとドライバーを振る石川選手の試みは非常に意義のあることなんです。

◆一流選手は自分と向き合っている

  女子プロの中で、「世界を獲るのでは」と期待しているのが宮里美香プロです。弾道の高い球も低い球も高いレベルで打ち分けられる。風の強い沖縄で幼い頃から練習していたからでしょうか、低い球はとても精度が高い。また、アイアンショットのキレのよさもひかりますね。なにより高校卒業してすぐ渡米したところがすごいですよね。やはり海外ですと、周りの助けもあまりなく、自分の力で行動しなければなりません。試合でキャディは付いても、最後に頼れるのは自分しかいません。自分で様々な困難を乗り越えていくという経験はこれからの彼女にとてもいい影響を与えるはずです。

  ゴルフに限らず、サッカーの中村俊輔選手などを見ても、一流選手は自分に向き合い、今、自分に何が足りないかを把握し、どうやって補うかを考えて練習している。同様に宮里美香選手も、石川遼選手もその意識がとても高いだけに、2人の将来がとても楽しみです。

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日本女子オープン★くらべる 3紙の特集
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中西哲生(なかにし・てつお)
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1969年生まれ。愛知県出身。
同志社大学を経てJリーグ名古屋グランパスエイトへ入団。その後、当時JFLからJリーグへの昇格を目指していた川崎フロンターレに移籍し、キャプテンとしてチームのJ1昇格に貢献した。引退後はスポーツジャーナリストとして活動を開始。4月からはTOKYO FM(JFN系列)で『中西哲生のクロノス』が始まるなど、スポーツ以外にも発言の場を広げている。著作に『新・キックバイブル』(幻冬舎)などがある。

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