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Ⅰ.3大会のV争いを占う
――まず日本女子オープン(10月1日~4日、我孫子GC)。どんな4日間になりそうですか。
◆米ツアー組と国内組の戦いが注目点
吉良(日経) 米ツアーで活躍している宮里藍、上田桃子、宮里美香が参戦し、これを今季6勝、賞金ランキングのトップを走る諸見里しのぶ、3勝の横峯さくら、好調を維持している有村智恵ら日本勢が迎え撃つという感じですね。
一番の注目選手は、なんと言っても宮里藍でしょう。7月のエビアン・マスターズで米ツアー初優勝し、8月の全英リコー女子オープンでは3位、9月初めのカナダ女子オープンでも上田桃子と並んで2位に入るなど、好調をキープしている。最新の世界ランクは10位です。しかも日本女子オープンでは優勝経験(2005年)もありますし、昨年も優勝こそ李知姫(イ・チヒ)に譲ったが1打差の2位になっています。
ライバルの筆頭に挙げたいのは、やはり諸見里しのぶですね。彼女も2007年の日本女子オープン優勝者。今季は5月の女子ツアー公式戦、サロンパスカップなど難しいコースでの大会に勝っている。先日の日本女子プロ選手権も、2位に6打差をつけて優勝した。今度の日本女子オープンの我孫子GCも難コースですから、期待できますよ。それから7月の全米女子オープンに勝ったジ・ウンヒも注目です。
◆イ・チヒ連覇の可能性ある
畑中(朝日) 女子はスター選手も実力ある選手もたくさんいて、見どころは実に多いですね。私も宮里藍が中心になると思います。吉良さんも言っていましたが、05年の日本女子オープンで優勝、昨年の大会でも2位という実績がありますし、今季も米ツアー初優勝、さらにカナダ女子オープンでも2位に入った。今、瞬間的に、世界最強の女子プレーヤーと言えるのではないでしょうか。宮里は今季で日本のシード権が切れるんですね。賞金シードに入るか、優勝しないと来季以降に出場しにくくなるので、「気合」を入れて来ると思いますね。
韓国勢は要注意。昨年の大会覇者イ・チヒは、今一番強い韓国人選手ではないかな。知的でクレバーなゴルフをする。私は連覇の可能性も十分にあると見ています。今季、前半はあまりパッとしなかったイメージがあるかもしれませんが、女子は日本オープン以降のシーズン終盤にビッグイベントが続く。そこに照準を合わせているんですよ。それと全美貞(ジョン・ミジョン)も忘れてはいけない。この二人は、日本でプレーしている韓国勢の中では別格の強さですね。
国内組というか、日本ツアーを戦っている選手のレベルもここ2、3年ですごく上がってきていますよ。上位20~30人はかなり強くなってきている。米ツアーからの参加者たちも、そう簡単には勝てないと思いますね。
◆あえて横峯さくらに◎
三室(読売) 「米ツアー組」対「国内組」、「宮里藍」対「諸見里しのぶ」という構図に異論はありませんが、横峯さくらにも大いに期待したいですね。今季序盤は賞金ランキングを独走していましたが、パットの調子を崩して諸見里に抜かれてしまった。でもようやく調子を取り戻してきましたからね。とにかく安定している。3年間、70試合以上予選を落ちていない。おまけに爆発力もあります。横峯はまだ日本女子オープンに勝ってないんですね。本人も「勝ちたい」という気持ちは強い。本来の調子を取り戻せば、ではありますが、私はあえて横峯に本命の二重丸をつけたいですね。
一方で、1年を通じて活躍しているベテランの選手たち、こちらも注目すべき顔ぶれが多いですよ。古閑美保は昨年の賞金女王ですし、不動裕理、福嶋晃子も実力者です。宮里藍を経験で上回る選手たちに期待したいです。
それから、特別招待選手のジ・ウンヒ、彼女もコースセッティングの難しい全米女子オープンを勝っている。出場するとなると、手強いでしょう。
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